最近の新しい車を磨いて思う事!

以前からH車・N車は塗装が柔らかい=デリケートと言った事はありましたが、最近の新しい車の塗装も同じ様に柔らかくデリケートなイメージが磨いていて思う事が多くなりました。

それに加え、ボディー自体も強度があまりなく、柔軟性に趣を置いた素材が使用されてきています。

以前は鈑金してパテで仕上げる事が多かった板金屋さんからも鈑金が難しい=歪が出る。だから新品部品に交換になるとお聞きしています。

確かに以前に比べ、硬かった素材から柔らかい素材へと変わった感は否めません。

メーカー側も硬い素材で命を守る⇒衝撃をより吸収して命を守るに切り替えてきたのかも知れないですね(*^^*)

しかし、反面柔らかい塗膜=キズが付きやすく、ダメージを受けやすくなる事に繋がり兼ねません。

素材に関しても、薄く柔らかい素材で歪みが出ると言う事は磨けば熱が加わり、歪んでしまう可能性もゼロではないという事です!

より、機械などを使用する際は加圧や回転数・ケミカルの選定をシビアに行う必要があります。( *´艸`)

加えて塗装面もかなり塗膜が柔らかく、研磨剤やバフによっては逆にキズを付けてしまう可能性も高くなります。

DIYで磨きを行う場合はご自身のお車をよく観察し素材や膜厚などを調べてから試しながら行う様にした方が失敗は最小限に抑えられます!

新車時の塗装が最強のコーティング???

磨いたらキズが付きやすい。=じゃあ磨きなしでコーティングしたら良いんじゃない???っと思っておられる「あなた」!

そんな事は全くありません。

これまでと同じで「磨き」は下地を整える重要な作業の1つです。より小傷を見えなくする事に加え、コーティングの密着性を高める事や脱脂も行う必要不可欠な工程です。

専門店でこの作業を行わないお店はほぼ皆無ではないでしょうか!

もし行っていないお店があったとすれば、金儲け・見栄えだけ・知識なしのなんちゃってコーティング店でしょうね((+_+))

意味があるから磨くのですよ!意味がなければわざわざ何時間もかけてきつくてツライ作業はしません。

※お客様の要望・磨きによりダメージが大きくなるなどの場合は判断として行わない場合はあります。

よく、新車時の塗装が最強のコーティングと仰っている一部の方がおられますが、そのエビデンスは何なのでしょうか?

当然、塗装面の上には塗装を守るモノはありません。キズや水シミなどがダイレクトに付着します。

キズや水シミが付着した場合、どの様な方法で除去をされるのでしょう???????

コンパウンドで磨く?ケミカル剤で溶かす?

直に知識もなくコンパウンドを使用するとどうなるのか?ケミカル剤を使用するとどうなっていくのか?

お車の今後についてしっかりお考え頂いた上で仰っているのでしたら、それはご自身の判断ですから否定はしませんが、あまり大衆に向けての発信は控えてほしいと個人的には思います。

確かに塗装面の上には塗装を守るクリアー層がありますが、研磨剤やケミカルを多く使用するとクリアー層へのダメージが増します。

結果、クリアー剥げや塗装剥げを加速させる事に繋がる可能性が出てきます。

「コーティング」はそのクリアー層を守る役割を担っています! 

コーティングが必要なく、塗装面が最強のコーティングであれば各ディーラー・ガソリンスタンドなども積極的に勧めないのではないでしょうか?

どの様な経緯でその様に仰っているのか?過去にコーティングをしてお気を悪くされたのか?否定したくなるお気持ちは分かりますが、それはご自身だけの心の中だけに留めておいて頂きたいと思います。

弊社のお客様ではありませんし、言論の自由ですが、あまりにも「コーティング」に対しての自論を多くの方向けに発信されている事に対して専門店の立場として反論をさせて頂きました。

良いお店や最高のコーティングに今後出会える事が出来れば、その考えが180度変わります!そうなる事を願っております。

間違った認識を見つめ直そう!

よく、コーティングを高いお金を払ってやったのに洗車したらキズ・水シミや水垢が付いて取れない。っと間違った認識をお持ちのお客様がおられます。

ここでも「ガラスコーティング」が悪いと言う認識になっています。

そもそも「ガラスコーティング」の役割についての認識の違いがお客様側と施工店側では違います。

「ガラスコーティング」=キズが付かない・水シミや水垢は付かないではありません!

「ガラスコーティング」の役割は塗装面を様々なダメージから守り軽減させるのが主な役割です。

ご自宅のお風呂場に鏡がある方は想像してみてください!

マメにお掃除されている方は除いて多くのお風呂場の鏡はどうなっていますか?

白く水垢やシミが付着していませんか????

鏡も表面はガラスですよね?

表面に付着した水垢やウロコを除去し、キレイにするとどうなりますか?

キレイにご自身の顔が映る様に復活します(^^)/

ガラス面の下にある銀・銅膜を守る事で銀・銅膜にダメージを及ぼさず元通りのキレイな鏡としての機能が復活するのです。

ここで言えるのはガラスコーティングが原因ではないという事です。

水垢や水シミ・ウロコを付着させる原因になっているのは洗車する時に必ず使う「水」です。

すなわち「水道水」「井戸水」と言ったミネラルを多く含んだ水で洗車を行う事が一番の原因です。

とは言っても、水で洗車するしかありませんよね?

では、どうすれば水シミや水垢を軽減できるのか?

答え:まず洗車の時間を工夫する。晴れの日、風の強い日、ボディー温度の高い時間はなるべく控える様にしましょう。

好ましいのは曇りの日・朝一・夕方・雨が降る前・ボディー温度が低い時間帯が最も効果的です。

次に洗車方法を工夫する。まずお車全体の汚れなどを洗い流す。泡で汚れを取っていく。(噴霧器などがあればなお〇)、再度泡で優しくスポンジなどで洗っていく。水で洗い流す。(泡が残らない様にしつこく)、拭き上げは出来れば大きめのマイクロファイバークロスで早めに拭き取る。キズよりも水滴が残らない様に。

注意点:①まずはタイヤホイールを先に洗ってください。②噴霧器などがない場合は1回目から泡洗車でも可能。③泡はかならず残さない。④拭きあげる時はすばやく。(ボディーが濡れていても、マグネシウムなどのミネラル成分は固まり始めます)・蓄積により固着し取れなくなります。

簡単にではありますがご参考にされてください(^^)/

水シミ・水垢の軽減は出来たがキズは付くじゃないか???と思っていらっしゃるお客様もいらっしゃると思います。

「ガラスコーティング」は上記でお伝えした通り、キズも水垢や水シミも洗車を行えば付きます。

ここで思い返して欲しいのは「ガラスコーティング」の主な役割です。

お風呂場の鏡を例にしてお伝えした様に直にボディーへのダメージは軽減出来ています。

塗装面のダメージを軽減するのが「ガラスコーティング」の役目だと言う認識を覚えておいて頂けると嬉しいです!

コーティングをしていない状態で洗車をしていると直にボディーへダメージが及び被害が酷くなります。

より、水シミや水垢・キズなどを防止軽減したい場合、「摩擦」をいかに少なくするか!です。

その方法はガラスコーティングの上に膜を作ってあげる事です。

いわゆる「トップコート」と言うものになります。

これは量販店で購入できるポリマーコーティングなどでも代用可能です。

要はボディー表面の摩擦を少なくしてあげる事(ツルツル状態)で軽減できます。

ポリマーにはレジン作用(キズ埋め)の作用も含まれているので付着の軽減の他にツヤやキズ埋め効果がある。

摩擦を少なくしてあげれば、水も残りづらく、水シミにもなりにくい、キズも入りづらくなります。

※あくまで弊社の考えですので、お店によってはお勧めしていない場合や洗車機などにも入れない様にと念を押されるお店もありますので誤解しない様にお願い致します。

弊社でもどうしても水シミや水垢・キズを軽減したいお客様のみにご提案させて頂いております。

その他のお客様に関しましては1年毎のメンテナンスにてご対応しておりますのでご安心頂いております。

※ではポリマーコーティングのみで良いのでは?についてですが。

ポリマーは油分です。=日に焼けるとどうなりますか?

フライパンに油を注ぎ、そのまま熱すると・・・・・焼き付きを起こしますよね?

熱や紫外線によるダメージを軽減してくれるのも「ガラスコーティング」の役割の一つです。

なので、「ガラスコーティング」はお車を守る為に「必要な最高のコート剤」なのです!

長文、ご閲覧頂きまして誠にありがとうございました。

少しでもガラスコーティングに対しての誤解が解けたらと思っております。

ご参考にされてください。