<ボディーのキズを見えなくすると消すの認識の違いについて!>

私はよく勉強の為に一般の方のボディーを磨く動画を拝見しています。

するとある事に気付きました!

「これからボディーのキズをポリッシャーで磨いて消していきます!」って

言う事です。

ある動画では炎天下の下で、しかも黒色の車を磨かれていました。

道具は市販のポリッシャーとコンパウンド!

ジッと見ていると傷だらけのボディーがツヤも出てピカピカに磨かれていく

様子が映してありました。

最後まで拝見して「一般の方はこの作業を磨き」と捉えておられるのだろう

と率直に思いました!

批判をしているのではなく「認識の違い」だと思います。

確かに見事にキズは消えたかの様に動画では見えますが、果たしてそうなのか?

ここで認識の違いが生じてきます。

この動画の作業工程や使用している道具を見て分かる事!

「ただ油分の多いコンパウンドをポリッシャーで塗り込んでいるだけ」にしか

見えませんでした。

冒頭でも書きましたが「キズを消すのではなく、キズを隠すが正しい言い方」

なのです。

多くの方は「磨けばキズは消える」と思いこんでおられると思いますが、

これはコンパウンドによるもので実際にはキズはボディーに残っています。

専門店の言う「キズを目視で確認出来なくすると言う磨き方」とは異なります。

まず、炎天下の下ではボディーが焼けてしまうので絶対しない。

コンパウンド(研磨剤)は極力油分の少なめのモノを使用する。

(コンパウンドは油分・砥粒・水で構成されていますが、磨く傷によって

含有比率が異なる為に用途に応じたモノを使用します)

粗目・細目・極細目・超微粒子と言ったものです!

※油分が多いコンパウンドほど作業性が良く、磨けば磨くほどピカピカ状態に

なるのでキズが消えたと錯覚を起こすのです。

(実際には隠れたと言う表現が妥当であろうと思います)

試しに市販のアルコールで油分の多いコンパウンドで磨いたボディーを

拭いてみて下さい!(キズが浮き上がって見えてきます)

コーティングを行う上で最も重要なボディーの下地の処理です

正しい知識を知っておいてください。

ピカピカになってキズが隠れたからいいんじゃないか?とおっしゃる方も

中にはおられると思いますのでご説明致します!

コーティングを行う場合、最も除去しないといけないのは?

「油分です」油分の上にいくら良いコーティング剤を塗ってもボディーとの

密着性は損なわれ効果が持続しません。

上記の様に油分でピカピカ状態になったボディーにコーティング作業したら

どうなりますか?

そうです!全く効果がありません。

仮に油分をアルコールで拭いてから施工するとキズが浮き上がってきますので

キズが見える状態でコーティングを塗る事になります!

ですから、専門店は極力油分の少ないコンパウンドを使って磨いていくのです。

「大きなキズを小さく小さく細かなキズに置き換える作業を行い目視で確認出

きないくらいにしていくのです」

そうする事で油分を使わないでボディー本来のツヤ引き出して更にコーティング

のツヤもプラスになって輝くボディーに変わっていくのです!

これが「専門店と一般の方の認識の違い」ではないでしょうか?

 

ぜひ、ご参考にされて下さい!

ご閲覧ありがとうございました。