屋外でのガラスコーティング施工は絶対やめましょう!
ガラスコーティング自滅被害が多いです。
最近、動画サイトなどで「シリコンを使用したコーティング」「ネットで安く購入したガラスコーティング剤」や量販店などのガラス系コーティング剤を屋外で施工している動画が多く出回っているようですが、正直参考程度に留めておいてください!
鵜呑みにすると大変な事になります!!!!
ここ最近、弊社へのお問い合わせの中で特に目立って多いのが、動画サイトを見て自分でも出来ると思い、溶剤を購入して実際に屋外で施工して「ムラだらけになった」「乾燥が早すぎて全く拭き取れない」「拭きすぎて逆に傷だらけになった」などのお問い合わせがあり、どうにか除去して欲しいとのご相談が多々あります。
ここで冷静になって考えてみましょう!
なぜ、ムラになるのか?
屋内と屋外の違いは何?
拭き取ると擦るの違いとは???
なぜ、ムラになるのか?
色々、原因はありますが、溶剤の付け過ぎ・または塗れている箇所とそうでない箇所のバランスの悪さ・硬化時間の確認不足・拭き上げによる加圧の不均等さなどが挙げられるでしょう!!!
ムラにならない為には、しっかり溶剤の注意点をご理解した上で行う事!
均一に薄く、何回かに分けて数回塗っていく。一度に多く厚塗りしない。などです。
お問い合わせでよく聞く事は「厚塗りしすぎて拭き取れない」とのお声が非常に多いです。
専門店でも数回に分けて、時間を守って再度塗っていくを徹底しています。
お時間に余裕がなかったりする時はなるべくやめておいた方が良いかと思います。
屋内と屋外の違いについて!
動画サイトでは屋外で施工されている方がほとんどですが絶対にやめて下さい!!!
やられるなら日が昇る前か日が落ちてボディー温度が下がってしまってから行う様にしましょう。
そうは言っても日が昇る前や日が落ちた後ではコーティングの確認は出来ませんよね?
その様な時は頭にLEDライトを点けるか手持ちや固定式のLEDで対応するしかありません。
正直、専門店の立場から言わせて頂くと屋外でコーティング施工は「邪道です」
安くご自身で施工したい気持ちは分かりますが、失敗するリスクの方が圧倒的に多いのでご理解の上で施工をされて下さいね。
拭き取ると擦るの違いとは!?
拭き取る際に硬化しすぎて、拭き取れないから力づくで擦ってしまうと逆に大きなキズをボディーに付けてしまい兼ねません。
これは完全に硬化時間を把握をしていない場合に多くあります。
一度にボディー全体をコーティングして拭き取るのではなく、パーツごとに施工⇒拭き取りを繰り返せば、拭き取れない事はほぼ無いかと思います。
私達の様な専門店でも季節や温度環境を最も重視しており、温度や湿度によって硬化時間も数秒単位で調整して拭き上げているくらい大切な作業の1つです!
ただ塗って拭き上げる簡単施工だと動画サイトでは紹介していますが、全くのデタラメですので参考程度にしておいてください。
投稿者はただ動画の再生数欲しさにやられているだけだと思います!
特に知識も持っていない一般の方が面白半分に屋外で洗車やコーティングを行っている事は別に個人の問題ですので関係はないですが、これを見て実際に施工し、大失敗した方はかなりの数おられます!
間接的ですが、実際に被害が出ているので視聴者の方の為にも、もっとお勉強されてから有益な情報の発信をお願いしたいものです。
まとめ
①屋外施工は絶対にやめましょう!(行うならボディー温度が低い時です!)
②磨き作業(下地処理)を行わなくても、ガラスコーティング施工時には必ずマスキングテープを使用しましょう。(ガラスやゴム・樹脂部分に付いてしまったら簡単には取れません)
③厚塗りは避けましょう!一度に終わらせようとは思わず薄く均等に時間を空けて数回施工をお勧めします。
④硬化時間は把握していきましょう。溶剤には硬化時間が記載されていますので、必ずお守りください。
(記載がない場合はボディーの一部分に塗ってから1分・3分・5分と言う様に無理なく拭きあげられる時間をご自身で把握して長時間放置しない様に施工しましょう)※試し拭きです!
⑤拭き上げは擦るイメージではなく、撫でるイメージで優しく拭き上げて下さい。擦ってしまうと逆にキズを付けてしまい、そのまま固まって取り返しのつかない事が多々あります。
最後に!!!
動画を見ていると簡単そうに見えるガラスコーティングの施工ですが、実際に施工すれば大変なのがお分かりいただけるかと思います。
まずはしっかり取扱説明書をお読み頂き、その溶剤の特徴をご理解の上、施工を行って欲しいと思います!
失敗してしまうと研磨でしか除去出来ない為、いらない磨き料金がかかってしまい出費がかさんでしまいます。
追伸!!!!!!!
量販店でご購入されたガラスコーティング剤などは交通事故に遭われた際に「保証」されるの?っと言うご質問が寄せられてきますが、「保証されません」。
専門店のガラスコーティングは業務用ですので、あなたが事故に遭われた際は加害者側の保険会社から「保証」して頂けますが、それ以外の一般向けのコーティング剤は適用外となっておりますので、いくら事故に遭われてコーティングをした「保証書」もあると言っても適用外の為、残念ながら保証されませんので、ご理解して下さい!
ご参考にされて下さい!
ご閲覧ありがとうございました。