お客様からの疑問についていくつかお答えします!
<目次>
・なぜ、そこまでして屋外や工場内でも作業出来るのにやらないの?
・キレイに見えるならどこでやっても同じではないの?
・新車だしキズなんか付いてないでしょ?
・コーティングブースって見栄えだけじゃないの?
・ブースの中で施工して何が変わるの?
今回はコーティングブースについてお客様からご質問頂いた中からいくつか選んでお答えしたいと思います。
屋外や工場内で磨き・コーティング作業を行わない理由
弊社は自分がやられたら嫌な事や逆にやってもらったら良い事を念頭に置いて施工を行っております。
お客様によっては気にしない方もいらっしゃると思いますが、弊社みたいな専門店従事者はホコリや砂埃などを異常なまでに嫌います。
汚れを洗う洗車は百歩譲って良いとしても磨き作業などキズなどを除去する作業の場合、逆にキズを増やす原因にもなってしますからです。
目には見えませんが、空気中には多くのホコリや砂埃・花粉や排気ガスなどが舞い散っています。
たとえ工場内であっても、1時間もすると多くの細かなホコリ等がお車のボディーに付着します。
磨く際にエアーなどで振り払ったとしても空気中に舞い散っている多くのホコリ等はまたボディーに付着します。
キズ等を除去する作業なのに逆に細かなキズを付けている状態になってしますので弊社ではブース内で行っています。
ブース内でもホコリを完全に防ぐ事は出来ませんが最小限に抑える事が出来るのでコーティングブースで弊社は磨きやコーティング施工と言った作業を行っております。
キレイになるならどこで施工しても同じではないの?
おっしゃる通り、お客様によって「キレイ」に対する度合いが違うのは理解できます。
人は「新車」と思えばキレイと思い込み、「中古車」と思えばそうではないと思い込みます。
ぱっと見キレイなお車でも見方が違う方から見ればキレイではない状態なのです。
弊社の様な専門店は「キレイにみせる」ではなく、「キレイにする」と言う事を行っております。
上記の様に人によって感じ方の違いで度合いが違ってきます。
油を塗ってるだけでキレイと感じる方もいれば、そうでない感じ方をされるお客様もいらっしゃいます。
これは愛車に対して、お客様がどの様な位置づけなのかで変わってきます。
「ただぱっと見キレイになればいいのであれば専門店の出る幕はないので相応のお店を選ばれると良いでしょう。」
新車だしキズなんか付いてないでしょ?
結論、大きな傷は付いていなくても必ず細かなキズは付いています。
新車と言うイメージが強いお客様がおっしゃる疑問点です!
いくら新車と言えど、お客様の手元に来るまでには多くの方が携わっています。
製造工場から各地の拠点に運搬する際には運転手が乗り移動します。
その際、ロットで運搬するのでそれまでの数日屋外にて保管(当然ホコリや砂埃も付着)
お客様の順番になるまで一時保管場所にて保管(モータープール)そこでも雨や埃などが付着
各カーディーラー様にて納車準備(作業着などで擦り傷などが付着)
汚れを洗う為に洗車(拭きキズが付着)
上記の様に工場からお客様の手元に来るまでには多くの方が携わっていますから当然細かなキズは付着します。
キズがないのはあり得ません!
それでもキズが見当たらない場合はカーディーラーによってはポリマー(脂分)の簡易的なコート剤でキズを一時的に「隠して」いるからです。
ポリマーは油分ですので高分子、簡単に言えばキズの上で蓋をする役目です、さらに光沢もでるのでキズが目立ちにくい特徴があります。
一般の方はその様な加工がされている事が多いので、キズはない!と思い込んでおられるのだと思います。
(実際に弊社ブースにてお車を照らして、お車をご確認頂いた際、そのご意見をおっしゃたお客様はガッカリされておられました)
仮にキズが無くても油分はありますので、脱脂研磨(油分除去)の磨きは最低限必要と考えます!
弊社は嘘を言って無理にご用命頂こうとは思っておりません。
真実をありのまま「損得なし」でお伝えしているだけです。
実際に体験したお話や経験など、お客様にとってプラスになればと思いお伝えしているだけですので、信じる・信じないはお客様にお任せいたします。
コーティングブースって見栄えだけ??
正直、見栄えを良くしたいのであれば、工場内全体を改装します。
ブースがある事でメリットが弊社にもお客さんにもあるのです。
まず、施工者はキズが明確に見えないと作業出来ません。
キズがない箇所を磨いても意味がないからです。
当然、ブースには専用設計の照明が配置されています。
その照明が無ければいくら腕の良い施工者であっても適切には作業が出来ないのです。
次に温度管理や湿度の管理です。
1年中、同じ施工環境を保つ事は屋内であってもかなり難しい事です。(温度・湿度の問題)
いくらシャッターなどで閉じていても隙間風や湿気は防ぐ事は出来ません。
ブースの様な施工環境があるから1年中、均一で適正な施工が可能となるのです。
経験上、ストレスなく作業が出来る事。お客様がしっかりお車本来のツヤやお色を再認識出来る環境を弊社はこだわって実践しているだけです。
自分だったら、この様な環境下で施工してもらいたいと思います。
ブースの中で施工して何が変わるの?
上記でもお伝えした通り、施工者にとっても作業がしやすい環境=集中して最適な作業が出来る。
波長が違う専用設計の照明でキズ等を可視化し、ピンポイントで作業が出来る。
常に一定の温度・湿度で施工のムラが出にくい。
ボディーの確認や見直しが容易に出来る。
コーティング塗布後の乾燥を早めに促す事が出来る。
弊社では新しく磨き専用とコーティング専用と分けてブースを増設いたしました!
この事で磨きで出る研磨粉などをコーティングブースに持ち込まなくし、より集中してコーティング施工が円滑に出来るように工夫致しました。
最後にこれは弊社の「こだわり」です。
屋外で施工されている業者様・またブースなんて必要ないと思っている業者様を否定する事ではありません。
もちろん、そこまでしなくても良いと思っておられるお客様に関しましても批判は致しません。
あくまで、弊社は弊社なりの施工をこだわって行っているだけです。
ご批判・ご意見等賛否両論あろうかと思いますが、ご理解して頂けると幸いです。
ただ、お客様にとって良いか悪いかは個々の判断にはなりますが、弊社は冒頭でもお伝えした通り、自分がこんな場所でこんな施工をしてもらえたら嬉しいなっと思ったので、それを貫いているだけです。
そして、お客様が笑顔になって頂ける施工を第一に考え、これからもまだまだ未熟者ではありますが、精一杯精進していこうと思います。
長文、最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。
ご参考にされてください。