酸性雨って車に悪影響を及ぼすの?
近年、工場や排気ガス等により、台風以外にも酸性雨による被害が少なからず発生してきています。
全国的に見ても俗にPH5.6以下は酸性雨と呼ばれ、日本全国PH5.6以下の数値が出ておりほぼ酸性雨である事が分かります。
※気になる方は環境省が出している記事をお読みください。
酸性雨は硫黄化合物・窒素化合物が含まれており、これらが車のボディーに悪影響を与えています。
酸性雨がもたらす影響とは?
- 車のボディーに付着した酸性雨が太陽から浴びた熱によって蒸発します。
- 水分の蒸発に伴い、濃縮された化合物がボディーに残り酸性度が高くなる。
- ボディー面も熱によって柔らかく軟化する。
- ボディー面に水分が侵入し、加水分解が生じ塗装面を侵食しウォータースポットが生じる。
異常が段階的にウォータースポットが出来るメカニズムになります。
カーコーティングを施工する事で悪影響を軽減できる。
上記にもお伝えした通り、「水分の蒸発に伴い化合物が濃縮される」事により、車のボディーへのダメージが多くなるという事です。
カーコーティングを行っていない車は直接ボディー面への浸食が直に進んでいくと言う事!つまりダメージから守っているのはクリアー層のみになってしまいます。
そこで犠牲被膜(コーティング)で覆ってあげる事により、被害を軽減できる事に繋がる為、車のボディー面維持には大切な事だという事になります。
ポリマーやWAXのみでも軽減できるの?
ポリマーやWAX等は犠牲被膜のみ作れますが、直接ボディーを守る事の出来る被膜は形成されません。
ポリマーやWAXは硬化被膜を形成しない代わりに水分を弾く特性や滑りやすくする特性を持っています。
それにより直接化合物がボディー面に付着しにくくする特性はありますが、長時間車を駐車しているお車は当然太陽による熱を浴び、蒸発し、結果化合物が付着し、ボディー面へ侵食していく事につながります。
ポリマーやWAXだけでは防ぐ事が困難だと言うことになります。
ではどうやってダメージを軽減できるの?
それはボディー面に硬化型のカーコーティングを施工してあげる事によってダメージを軽減できる事につながります。
ガラスコーティングは文字通り「ガラス成分」ですが、お風呂の中にある鏡もガラスですよね?
どうなっていますか?
白く濁って水シミだらけになっていませんか?
ガラスコーティングはキズや浸食を軽減できる硬い被膜を形成できる反面、水シミなどが付着しやすい特徴があります。
こまめな洗車やメンテナンスを行ってあげないと水シミだらけになってしまいます。
これらの特性をよく理解する事がお手入れでは大切な事になります。
ガラスやポリマーなどを掛け合わせする事でダメージを軽減できる!
ポリマーやWAXの良い特性やガラスコーティングの良い部分を掛け合わせてあげる事でよりボディー面へのダメージ軽減につながります。
ガラスコーティングは硬い被膜によりクリアー層(ボディー塗装面の保護)
ポリマーやWAXは化合物などを直接ボディーに付きづらくさせ、流れやすくする。
この様に特性を理解して良い特性を掛け合わせてあげる事で酸性雨などの被害からお車を守る事が出来るのです。
よく、ガラスコーティングのみのお店やポリマー・WAX施工店はお互いの欠点をお伝えして自分のお店に依頼が来るようにブログなどで発信されていますが、それぞれ良い点や欠点は正直にあります。
また、ガラスコーティングをお店で施工したけど水シミだらけになったと発信されている方も多く見受けられますが、その方はしっかりカーコーティングの特性やリスク・お手入れの方法を理解されて発信しておられるのか?
弊社は逆に疑問に思います。
お車へのダメージは酸性雨だけではもちろんありません。
水道水・井戸水・鳥フン・花粉・鉄粉・黄砂・排気ガス・ピッチ・タール・塩水・塩化カルシウム・樹液など様々です。
高いお金を出されてそれ相応の結果が出ないから感情的に発信されるお気持ちはお察し致しますが、ガラスコーティング・ポリマーやWAXと言ったモノが悪いわけではありません。
ダメージになり得る様々な原因がそこにはあります。
効果的な施工や相性の良いケミカル剤を使用する事でお車はキレイな状態を維持出来るはずです。
皆様が思う最終の目的は同じはずです。
お互いを批判し合うより、もっと大切な事があると弊社は思います。
ぜひ、ご参考にされてください。
ご閲覧ありがとうございました。